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不法滞在中の外国人の逸失利益の算定について

東京高裁平成9年6月10日判決は,不法滞在中の中国人が交通事故で第11級の後遺症を負った事案において,逸失利益の算定について以下のように述べ,日本におけると同額の収入を得ることができる期間を症状固定日から2年とし,その後 […]

外国人の逸失利益の算定期間について

名古屋地裁平成22年9月10日判決は,中国籍の被害者の逸失利益について「日本に一時滞在する中国国民であるとして、日本で稼動する期間を五年と想定し、五年後から六七歳までの三六年間は、中国で稼動することを前提に逸失利益を算定 […]

外国人の通院慰謝料の算定について(在留資格を有する期間内における通院の場合)

東京地裁平成3年4月26日判決は,中国人就学生の通院慰謝料について,通院期間が日本での在留資格を有し在留した期間内に収まっていたことから,外国人であることを理由として別異の扱いをすることを否定しました。「精神的苦痛という […]

在留資格を有しない外国人の死亡慰謝料について

東京高裁平成13年1月25日判決は,交通事故で死亡した在留資格を有しない外国人の妻子が損害賠償請求を求めた事案について,「死亡慰謝料は、被害者の死亡によって被害者自身又はその遺族らが被った精神的苦痛を慰謝するために支払わ […]

外国人の逸失利益算定について(最高裁平成9年1月28日判決)

最高裁平成9年1月28日判決は,オーバーステイの外国人が勤務先で就労中,労災事故に被災し, 後遺障害を負ったことによる損害賠償請求の算定における逸失利益の算定基礎収入について 「一時的に我が国に滞在し将来出国が予定される […]